純正寺について
純正寺の歴史
護法山純正寺は、国宝彦根城を擁する滋賀県彦根市にある浄土真宗のお寺です。
創建は室町時代の明応8年(1499年)、本願寺第8代蓮如上人ご往生の年の5月です。創建から100年ほどは、琵琶湖沿いの村(長曾根之庄大藪)で浄土真宗の聞法道場として活動していましたが、慶長16年(1611年)彦根藩による城下町整備の政策により、城下の彦根町に移転されました。
その後約300年、城下のご門徒と共に守られてきた純正寺でしたが、昭和20年(1945年)には建物疎開の対象となり、敗戦のひと月前に本堂ほか全ての建物を破壊されてしまいました。
戦後は、40年間、仮本堂での不自由な寺院活動を続けることを余儀なくされましたが、昭和63年(1988年)現在の場所に本堂と庫裏が新築されて現在に至っています。
寺院活動のテーマ
純正寺の寺院活動のテーマは「皆の宗サンガ」。
純正寺に所属されるご門徒だけでなく、寺院や信仰の垣根を越えて、お参りしたい人が誰でも気兼ねなくお参りできるお寺、利害関係を越えた、互いに支え合う、安心できる本当の仲間(サンガ)をつくるお寺を目指しています。
主な活動は、各種法要や法座、子ども会や寺子屋や子ども食堂、ヨガ体操教室などがあります。また、よろず相談も随時受け付けています。
住職より
お寺というと、多くの人は「お葬式」をイメージされます。生きている人にはあまり必要がない、死んだ後にお世話になるところと思われている人が多いのではないでしょうか。ならば、私たちのお寺は正反対です。すなわち、死んだ人ではなく生きた人に必要なお寺、中でも様々なことに悩み苦しむ人を支え、共にありたいと思うお寺。それが純正寺です。
私が、純正寺の寺院活動の基本にしているのは「ビハーラの心」です。「ビハーラ」とは、昔のインドの言葉で「心と身体が休まる所」という意味です。あなたは、いつも上手に生きたいように生きられていますか?私の場合はそうはいきません。上手く生きられないことも多く、悩みもあって生きていることがイヤに感じることもあります。だから、そんな時にお寺で心と身体を休めるのです。お寺で、お経を声高らかに読むのも良いし、仏教のお話を聞くのも良い。逆に、辛いことや悩み事をお話するのも良いですね。もちろん、何もしないただ本堂で静かに座っているだけでも良いのです。
現代日本社会は、まさしくストレス社会。だから、だれもがホッと心と身体を休められる時間と場所になりたい。それが、ビハーラの寺、純正寺です。
運営寺院 |
浄土真宗本願寺派 護法山 純正寺 |
住職 |
漢見 覚恵 |
住所 |
〒522-0075 滋賀県彦根市佐和町3-29 |
電話番号 |
0749-22-7888 |
アクセス情報 |
【電車でお越しの方】 JR・近江鉄道彦根駅西口より徒歩10分。 彦根駅西口近江バス停留所から「市立病院前」行きのバスに乗車。「市役所前」で下車、徒歩3分。 【お車でお越しの方】 名神高速道路「彦根IC」より、彦根城方面へ約10分。駐車場は2箇所、10台分あります。 |